ムスメとハハの365日ニッキ

2018年 高校受験を迎えるムスメとそのハハのニッキ。

評価の透明性。

ムスメの中学では、今日からが個人懇談期間。わが家の懇談は来週予定されているが、そわそわして落ち着かない。

先日、同じく中3の子を持つ職場の同僚がお子さんの個人懇談で休みを取った翌日のこと。朝から明らかに浮かない顔をしている。懇談どうだった? と尋ねると、機関銃のごとく喋り始めた。

そこのお子さんは、公立高校の専門学科の推薦入試受験を希望している。だというのにその学科と関連する教科に低い評定をつけられていた、ということだった。
しかも担任の先生もそれを不審に思っており、結果的に教科担当の先生と直接話をすることになったらしいが、その説明は的を射ず、疑問点を指摘すると慌てて違うことに言い換えたりすることの繰り返しだったそうで。まったく腑に落ちないまま個人懇談が終わったらしい。
ただひとつわかったのは、評価を下げた原因は、授業態度だということだった。


評価に公正が保たれなければならないのは言うまでもないが、では評価者の主観が入らない評価はあり得るのかというと、それはない。授業態度や提出物、実技などが評価対象に含まれる以上、あり得ない。それは人間がやることだからだ。

そのお子さんの場合、他の教科での授業態度等の評価はむしろ良く、そのため担任の先生も首を傾げたということらしい。これまた生徒も人間で先生との相性もあるだろうから、たまたまその教科だけ授業態度がよろしくなかったということもなくはないだろうが。


結局翌日になっても割り切れず、仕事も手につかない様子で、数回学校と電話でやり取りをしていた。
百歩譲って授業態度に多少の問題があったとしても、実技やペーパーテストではそれなりの結果を残しているわけで、総合点としてそんな評定が付くことにも納得がいかないと言うので、だったら評定の基準になっている素点とその内訳を開示してもらったら? と提案してみた。

過去にムスメも2年の数学の成績に納得がいかず、成績開示してもらったことがある。うちの学校はそもそも評定の内訳(定期テスト○%、学力テスト○%、提出物・態度等の授業への取り組み○%、実技や発表等○% などといった内訳)は学年初に公表されるし、開示を求めたときはその内訳の点数まで教えてもらえた。


どうしても納得がいかない同僚は、それを求めて再度学校に話をしたようだが、出てきたのは観点別評価と、その組合せで決まるという評定の値だけ。

観点別評価の組合せだけで評定が決まるのか? と疑問に思ったが、学校や地域によって評価の方法も違うのだろうか。3段階評価の観点別評価の組合せで、5段階評価の評定が決められるとは思えないのだが。

もちろん同僚は、いまだ納得していない。ただ覆るものではないことはわかったから、2学期は同じようなことがないように努力させるだけだ、という。
他所様のことなのでそれ以上言及しなかったが、こどもの進路を決める重要な評価について、そんな曖昧な説明で済ませようという学校… ハハが同僚の立場なら不信感を持たずにはいられないだろう。
もっと透明性を持ったものでなくてはならないのでは。


他人事ではない、来週には同じように評定のことで嘆き不満をこぼしているかもしれない。その対象は学校側なのか、ムスメ自身なのか… 否、そんなことがなければ良いのだが。



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あと10日弱で、夏休み。

火曜は塾の授業が1コマだけの日。
しかも部活の延長練習で遅れて行くので、あっという間に帰宅した。

帰宅後、暗記大会に向けての勉強をせめて50問だけでもやるように促した。
これまでならここでまずブーイング(塾で勉強してきた云々)が始まるが、さすがにそろそろ勉強しないとまずいという気持ちだけは芽生えてきているのか、素直に受け入れた。
散々だった公開テストだが、多少の起爆剤にはなっているのかもしれない。


が、その暗記大会のテキストを学校に置いてきてしまったという。なにをやっているのだか。
休み時間に塾の友だちと勉強しているとムスメは言うが、真偽は定かではない…

とりあえず、翌日にやることにしている塾の宿題を繰り上げてやり、暗記大会の勉強を翌日に回すことに。


この暗記大会、1,000問ほどある設問に圧倒されたが、あとから社会は公民分野は対象外にすると聞かされ、さらに実施時期も7月末からお盆前に先延ばしされた。
それでも、それなりのボリュームの課題をこなさなければならないことは変わらない。別に大会で優勝しなくても良いが、この程度のことは最低限覚えなければならないのだ。

そして気付けば、夏休み、すなわち夏期講習の開始まで10日を切っている。
夏休み期間の部活の練習予定は未定だし、塾からも部活生向けの夏期講習の補講プランもまだ提示されず、夏休み前半がどのような生活になるのかわからないが。

それまでの10日間も、私立高校の説明会があり、塾主催の公立高校説明会があり、学校の個人懇談があり、盛り沢山だ。
実は昨晩、ムスメが塾の宿題をやっている時間、無意識のうちに居眠りしてしまっていたハハ。バテないように、これらの行事を乗り切れるように、なんとか体力と健康を維持しなくては。


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夏期講習 大量のテキスト。

先週末には速報による上位者ランキングが貼り出されていた、塾の公開テストだが、個人成績表が返却されるのに先駆け、教科別の偏差値とそれに対する塾長からのコメントが言い渡されたようだ。

ムスメ、英語と国語が目も当てられない状態で、数学に関しては『最低限の得点しかできていない、この程度ならうまくやればEクラスの生徒でも取れる』と辛口のコメントをいただいたそうだ。
(ムスメの校舎は、仮称C・D・Eクラスの3クラス編成)
5教科の総合偏差値は、前回マイナス4。ピーク時と比較すると7も下がっている。塾長『いくらなんでも下がり過ぎ』

今後の取り組みについてまでは言及されなかったようだが、そんなこと言わずもがな決まっている。夏休みに人の倍勉強して取り返すほかない。
とはいえ、誰もが受験に向けて勉強を始める時期だ。しかも夏休みの前半は部活動が続く。厳しい道にはなるが、そんな中でどう夏休みを過ごすのか考えてみるように、と告げた。
物事にあまりに動じないムスメが、さすがにこれはまずいことになったという顔をしているので、このタイミングしかないと思い、淡々と言い聞かせる。


その夏休みだが、夏期講習のテキストが既に配布された。前期用・後期用 それぞれ2〜3cmの厚みはあろうかいう迫力のテキスト、解答集は別冊だ。

これをすべてやり遂げ、理解し、完璧に解けるようにするのが、夏休みのミッションだ。
わかってる、というムスメは遠い目をしていた。

ハハもさすがのボリュームに圧倒されつつも、もうそこにすがりたい思いでいっぱいだ。


ムスメだけでなく、同じ部活のメンバーも軒並み成績を下げているようだ。
練習に追われ、延長練習のため塾に遅れ・あるいは休み、宿題も適当に済ませる… というのとが続いているのではないか。その蓄積が反映されてしまったのではないか。

あの子たちのエネルギーを勉強にうまくスイッチすることはできるのだろうか。


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個人懇談、情報交換、私立高校。

この週末、有名私立大の付属校の学校説明会が開催されており、知人が何人かそこに参加していた。

ムスメたちの学年は、現行の大学入試センター試験が新制度に移行される初年ということになっている。それもあるのか、付属校の説明会は大盛況だったようだ。
定員を大きく上回るエントリーがあり、入りきれない参加者は別室でモニター視聴していたという。

この学校は付属校がいくつかあるが、大学への推薦入学枠が学校によって異なっており、それが充実している学校ほど人気が高く、それに伴い偏差値も上昇する。見学ブースでもその人気の差はあまりに顕著だったそうだ。


現在、初回の学校説明会の開催がピークを迎えている。また学校に先駆けて塾の個人懇談はそろそろひととおり終わるという時期だ。
それを受けて、何人かのお母さん方と情報交換をしている。前述の付属校の話もその中で聞いてきた話だ。

塾では、成績が近い子には同じような志望校を薦めているようだ。というと当たり前の話に聞こえるが、このくらいの成績なら併願私立はAかBかCのいずれかでしょうね、というより、どの子にもひたすら強くAを推してくる、そんな印象を受ける。しかもBやCのデメリットをほのめかすような言い方をされている人も何人かいて、どうやら私立校については塾としての “推し” なるものが存在するように思えてならない。

あまり突っ込んだ話をするとやんわりかわされるのだが、ぶっちゃけ塾と私立校との関係性というか、もっと言ってしまえばルートのようなものがあるのだろう。
『○○塾は、●●高校に強いらしい』
なんて話もチラホラ伝わってくるくらいだ。

私立校について、中学校から事前相談に出向くシステムが採用されている地域は多いと思う。事実そのようなシステムが存在することは、ムスメの中学では明言されている。
一方、塾でも… 言葉は濁されていたものの、そういうことだとハハは受け取った。


となると、塾として強みのある学校を受験する方が有利なのかもしれない。
が、3年間通うことになるかもしれない学校だ。そんなことで妥協して決めるのはやめようと考えてはいるが。大変ではあるが、とにかく自分の足で出向いて、学校を知り、納得のいく判断をしたいものだ。


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一勝… さらに一週間。

昨日の大会一回戦、ムスメたちは危なげなく勝ち上がることができた。

何度か対戦している相手、直近の試合では序盤リードしていたにも関わらず逆転負けしてしまったのが気に掛かっていたが、まずは一勝。喜ばしいことだ。


…が、喜びと同時に、応援席のハハ達は、あんな一週間がまた続くのか と、苦笑い。
部活は延長練習になり、暑さも手伝ってクタクタになったこどもたちが帰ってくるのは本来塾に出掛けなければならない時間だ。そこからシャワーを浴び、食事をかきこみ… どう頑張っても遅刻。中には疲労のあまり塾に行けなかった子もいた。ハハも含め、待ち切れず学校まで迎えに出る親も。

かつ、来週末の2・3回戦は、塾開催の公立高校説明会とバッティングしてしまった。多くの公立高校の先生方がいらして説明会をするイベントで、志望校を絞り込めていないこの時期、複数の学校の説明を一度に聞ける有用な機会なのだ。

さて、どうする…
上にお子さんがいて高校入試を経験しているので、説明会はパスするというご家庭。聞きたかった高校の説明の時間帯がもろ試合と重なっているから、説明会は諦めるというご家庭。
わが家は… 申込をした2校は午前中の説明会開催で、試合は午後。ムスメは午前中から試合会場に入らなければならないが、ここはハハだけで説明会→大会のハシゴか……

そういった話も含め、同じ部活、同じ塾、成績も似たり寄ったりの仲間のお母さん方と、悩みや葛藤や不満を共有する。試合と同じくらいの時間、喋り続けていたかもしれない。



ムスメは試合のあと、友だちと遊びに出掛けてしまい、帰ってきてからも居眠りしたりゴロゴロしたり… 疲れているのはわかるが、最低限やるべきことがあるだろうに。

本来は散々だった公開テストの復習もすべきだろうし、なんなら受験勉強を始めても良いのだ。夏休みの開始を待つなんてルールは存在しない。
それでも、多少のんびりできるラストチャンスかと思い、極力そんなムスメを黙認しているのだが。

さすがに1,000問もある暗記大会のテキストだけは、そろそろ取り掛からないと。平日はなかなかできないのだから、休日に100問ずつくらいはやっていかないと、眺めてるだけじゃなくて書いて、間違えたところやわからなかったところはチェックして… と声を掛けると、うるさい、と反論してきた。

ムスメの言い分によると、学校の休み時間に図書室に移動して塾の友だちとこのテキストの勉強をしている、と。
それは良いことだが、この問題量、休み時間だけで対応できるものかどうかは考えればわかるでしょう?、とハハ。


このバトルもいつまで続くのだろう。
受験勉強が本格化し、軌道に乗れば、黙っていても自ら勉強する体制ができるのだろうか。

いまのところ、想像が難しい。


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暗記大会。

今月末、2日間に渡って行われる、地元の夏祭り。
どうしてもそれには行きたい、というムスメに、1日は塾の授業が入っているし、今回の公開テストの状況を見ている限り、簡単に1日くらいなら休んで行って来ても良いとは言い難い旨を伝えていた。

が、塾から帰ってきたムスメは、両日とも行けそうにない、と、文句タラタラながらも半ば諦めた様子だ。
というのも、どうやらその日に塾の『暗記大会』なるものが行われるのだそうだ。既にそのためのテキストが配布されていた。

中身を見てみると、一問一答形式の “絶対にこれだけは覚えよう” というコンセプトの理科・社会の問題集だ。設問は理科が約700、社会が約300で、合計約1,000問。

…これを今月末までに覚えろというのか。
塾の本気さ加減に一瞬目眩がしそうになる。


公開テストの出来に愕然としながら、一体夏休みはなにをどれくらい勉強すれば良いのか、ネットを検索しながら悶々と考えていた。
勉強なんて時間だけでない、濃度や密度が大切だというものの、やはり中3の受験生の夏休みの勉強時間の相場は1日8〜10時間は必要だというところか。
それくらい勉強すればこれくらい覚えられるでしょ、ということだろうか。そして夏休みを待たずこの時期にテキストが配布されるということは、もう受験生の夏は始まっているのだと言わんばかりか。

もはやぼんやりと不出来を嘆いている時間はなさそうだ。


といいつつも、今日は部活の公式戦。上位大会に進出できる可能性のある大会としては最後の大会になる。そんな可能性は限りなくないに等しいだろうが。

それでもこどもたちは、ここを目指して努力してきた。
一戦でも勝たせてやりたい。心からそう思う。
けれど勝ったら、来週の入試イベントはまた欠席だ。あまりに複雑。


大会前の練習があまりに長引き、痺れを切らして学校まで迎えに行くと、同じように迎えに来て待機している同級生のお母さんがいた。

複雑な心境を共有し、ひとしきり話したあと、こう言われた。

『(ムスメ)ちゃんには、こんなハードな部活をやっていてもやればできる、両立できるんだと立証してほしい。必ず上位校に合格して!』

当初の部員数から半減し、ギリギリの状態でここまでやり抜いてきた子たちだ。あと1ヶ月悔いのない部活動生活を過ごしてほしいし、その力をうまく受験勉強にスイッチし、これまでのように互いに切磋琢磨してどの子にも希望の路に進んでもらいたいという思いは、もちろんハハも同じだ。



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期末テスト 答案返却日2。

国語・数学・技術家庭 返却。これですべての結果が出揃った。


国語… なにやらポロポロ取りこぼしがあり、素点としては5教科では最低。評定基準からいうと合格点ではあるが。
もともと定期テストではなかなか得点できなかった教科で、中間テストのときはハハが付いて勉強をみて、テスト勉強のやり方を再確認したはずだったが、手綱を緩めたのがいけなかったのか、偶然なのか。

数学… 若干のミスは予め見つかっていたものの、それだけなら極めて満点に近い点数かと思いきや、それ以外に証明問題で記述不十分で減点されていたり、思わぬところで間違えていたりと、思っていたほど高得点にはならず。それでも5教科では最高得点。

といっても最高点の数学と最低点の国語は6点差しかなく、5教科は無難なラインに収まったとも言えるし、突き抜けるもののない残念さもある。


そして実は最高得点だったのは、技術家庭。
副教科の中では評定に占める定期テストが4割と高い教科なので、一瞬心弾んだが、『90点台だらけ』だったそうだ… 絶対評価なので全体としての出来不出来は関係ないのだが、やはり決め手は実技であり平常点だということだ。


5教科の総合点は、中間テストマイナス13点。
中間テストが簡単だったので、そんなものかという気もするものの、まだまだ頑張れる余地はあると思っている。

同じ塾の友だちに数点抜かれたー などとあっけらかんと言うので、悔しさはないのかと聞くと、どうでも良いと言う。
逆にその友だちより高得点を取ったときには、次は絶対に負けない! と宣戦布告されたことがあった。繰り返しになるが、定期テスト・評定は絶対評価だから、他人との勝ち負けの問題ではない。とはいえ負けないように頑張ろうという気持ちは大切なのではないだろうか。

悔しさもない。特に行きたい高校もない。
いつも淡々として、どこか冷めているムスメは、この先なにを目標にして受験スイッチを入れるのだろう。
ということは、自分のメンツを保てる程度の成績さえ取れれば良いか、という考えなわけ? と、苛立つ気持ちを抑えながらなるべく穏やかにそう言ったつもりだったが… そう言ってムスメを塾へと送り出した。



しかしながら問題はそのあとだった。

塾から戻ったムスメが『ちょっとヤバい』と言い出した。
先日の公開テスト、あまりに不出来なのはわかってはいたが、塾の校舎内の上位者ランキングに名前がなかった、というのだ。

もともと別校舎の上位クラスに移籍する権利を持ちながら、それを辞退していまのクラスに残留していたので、この校舎内の上位者ランキングに名前があることは当たり前のことだったはず。
唯一、教科別ランキングで理科だけが一位だったそうで、その偏差値もそれなりなので、だとすれば他の教科はどれだけできていないのか。

ランキングに名前を連ねている生徒の偏差値から推測するに、前々回から前回で3ほど下がった偏差値は、またさらに3ほど、場合によってはそれ以上下がっているかもしれない。
此の期に及んで、なぜそんなことが。


本気で『ヤバい』と思っているのか?

本当に重要なのは夏休み以降の成績なのだ。
この状況で、夏休みをどう過ごすべきなのか、朧げながら見えてきたのだろうか。



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