1学期 個人懇談。
中学校の個人懇談が漸く終わった。
受験に向けての第一関門と言えるかもしれない、1学期の成績。個人懇談にあたってはこれまでになくそわそわして落ち着かなかった。
ムスメの中学は、保健体育以外の副教科は前期後期制なので、1学期終了時点での評価はない。今回出ていたのは5教科+保健体育。
評定に悩まされること、苦節2年。
初めて見た、非の打ち所がない評定だった。
昨年度の評定基準が厳しかったということだろう、今年度は緩和している。それによるところは大いにあると思うものの、どの教科も揃ってこういう成績が付いているということは、本人の努力あってのことで、本当に真面目に取り組んできたと思う、とお誉めの言葉をいただいた。
1学期の振り返りのあとは、やはり進路の話である。
公立高校については進路希望調査を提出しているので、まずは併願私立の話になった。担任の先生の見解は以下のとおり。
O高校… 学力別3コース編成になっているため、どのコースで合格するかが公立高校選択の目安となりやすく、塾の先生が薦めてくるのはこの学校かも。
(それはまさに、先日の塾の個人懇談で言われたことそのままだ)
P高校… 選択肢としてはアリだが、通学距離が長くなる。事前相談で受験可とされる基準は厳しい。
Q高校… O高校より小規模ということもあるが、面倒見の良い学校。昨今の進学指導も評価が高い。
(O高校と比較して説明会の印象が良かったとハハが言うと)
そうですよね。そういうことだと思います。個人的には、ここは良いのではないかと。
ずばり本音で話してくださる先生なので、助かる。
そして説明会でハハが感じていた印象はズレてはいなかったのだろうな、と改めて思う。
公立高校に関しては、実は昨年はこの中学では、より難関とされるB高校、その次善校とされるC高校、どちらも合格している層は学力的には変わらないと言う。おそらくB高校は普通科での合格、C高校は上位学科での合格がメインだったことはあるだろう。
そういうことを踏まえ、進路希望調査に書いたC高校でも、あるいはB高校を考えても良いと思うので、どちらも良く知ったうえで検討されては、とのことだった。
ちなみに1学期の学力テストでの学内偏差値が出ており、昨年B高校・C高校に確実に合格している層に到達するには、偏差値であと2欲しいところだそうだ。
度数分布から、上位5〜7%あたりの位置にいるのかと推測していたが、成績開示してもらうとちょうど5%のところにいた。それでも安泰とは言えないのか。3〜4%のあたりにいて初めて学校としては『受験してください』ということになるようだ。厳しい。
ムスメにわかりやすいように、では学内偏差値を2上げるには学力テストでどの程度の点数が要るのか、ということも聞いてきた。難易度が上下することもあるので一概には言えないものの、5教科であと15点ほどが目安。
そこに到達するには、とにかくケアレスミスをなくすことと、インプットが必要な理科社会は夏休みにしっかり取り組んで着実に高得点が取れるようにすること、とアドバイスを受けた。
他にも細かいことを質問しまくるハハ…
この先生、それをかわすこともせず真っ向から受け止めてしっかり答えてくださるので本当に有難いのだが、おそらく懇談の割り当て時間の15分は超過してしまっただろうなと、教室を出たら次の方にお詫びしなければと思っていたところ…
どうやら、次の枠は空きにしてくださっていたらしい。
2年連続の担任なので、ハハの話が長くなることを想定されていたのかもしれない。本当に申し訳ございません。
時計を見ると、もし次の方がいらっしゃったら青ざめていただろうほど時間が超過していたのだった。
ほぼ終始黙って話を聞いていたムスメ、教室を出てから「ママも先生も、話ながー」と半ば呆れた様子だったが、評定が良かったことについて、また進路希望調査に書いた志望校について否定的な話にならなかったことについては、気を良くしていたように感じた。
先生からは強く、とにかく自分で足を運び、目で見て感じて受験校を決めること! と言われていたが、十分に理解しただろうか。
また夏休みの勉強でまず目指すべきところは、わかっただろうか。
多くは語らない子だが、おそらくわかっているとは思う。
あとは強い気持ちで実践していけるかどうかだ。
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