入塾のタイミング(続き)。
中1の2学期から塾の本科生となったムスメ、本科生となるや否や初めての『公開テスト』を迎えた。
公開テストについては過去記事でも触れているが、このテストの結果によりクラス替え・席替えが行われる。いきなりクラス落ちしなければ良いけど… と多少の不安はあったものの、なんの対策もせず(なにをして良いかも分からず。過去問は配布されていたが。否、買わされていたが。)腕試し的に受験することになった。
結果、4科(この回は中1は社会はなかった)の偏差値、真ん中ちょい上あたりだったか。正直学校では上位にいる子と思っていたので、それくらいしか取れないのか!となかなかの衝撃だった。
それでも席次はDクラス(仮称)の真ん中あたりまで移動。単純計算でこの校舎の中1では上位4分の1あたりにはいるということになる。
まぁ初回だし… と呑気に構えていたのだが、実はこの回の公開テスト(と次の回の公開テスト)は、中2から設置される上位クラス:A・Bクラス(仮称)に入れるかどうかの判定に使用されるものなのだった。そんなこと知らんがな!
この上位クラスは、各校舎で生徒を成績順に並べて上から順番に割り振り、という中1までのシステムとは違う。明確に『公開テストの偏差値○○以上』という基準が定義されている。それを満たしていてかつ希望する生徒がそちらのクラスに入る。Cクラス以下の一般クラスとはカリキュラムも進度も違うのだ。ちなみにCクラス以下のクラスは中2以降も(A・Bクラスに行かなかった生徒を)成績順に並べてクラス分けをする。
この回と次の回の公開テストの、ムスメの総合偏差値の平均(だったか加重平均だったか)は、Bクラスの基準を数ポイント下回っていた。手遅れ、というやつだ。
中2のカリキュラムのスタートから遅れること数ヶ月、ようやくムスメの成績はBクラスの基準に達することになり、Bクラスへ移るかどうかの意思確認の手紙を持ち帰ったが、本人はその気がない、と言う。
なぜなら、ムスメが通っている校舎は比較的小規模校舎のため、A・Bクラスの設定がない。そちらに移る=校舎を移らなければならない。中2になる時点でA・Bクラスに入った生徒さんたちも、近隣の大規模校舎に移動していた。
先に移っているメンバーには親しい子もおらず、そんななか遅れをとって合流することへの不安もあったのだろう。何度か話し合いをしたが一向に首を縦に振ろうとはしなかった。
わたしとしても上位クラスに固執はしていなかったが、ムスメにとって最善の環境で学習してもらいたいとの一心で、折を見て塾の先生方にも何度か意見を伺った。
学力がある子は極力上位クラスに行くべき、という考えの先生もいれば、途中から上位クラスに合流するハードルの高さを懸念する先生もいた。志望校によって決めるべきという意見もあった。
ラストチャンスは中3のカリキュラムに入る、中2の2月〜春期講習〜4月でギリギリか と考え、何度となく思案し相談も続けてきたのだが。
いま現在、ムスメはCクラスの最後列にいる。Bクラスに移る権利は保持したままだ。
ムスメより上位にふたり、Bクラスから自主的に戻ってきた子がいる、という状況。うちひとりはAクラス昇格が十分可能な成績だというのに、なにか事情や考えがあってのことだろうか。
おそらくこの先、ムスメが上位クラスに移ることはないだろうと思う。
クラス移動を強く推さなかった最たる理由は、時期が遅くなればなるほど開いていく一方の進度の差だった。これを穴埋めしようとすると、集中して差分の補習を受ける必要があり、もちろん通学しながら、そしてハードな部活に打ち込みながら、それをやることは容易いことではないと判断したからだ。
またクラス移動の必要性を考えたときに、難関私立校や公立トップ校を受験する(できる)ことはまずないだろうと思うと、どうしても上位クラスでなくてはならない理由が見つからなかったのだった。
とはいえ、優秀な子たちに刺激を受けながらの環境も魅力的ではあった。
もう少し早く入塾し、中2スタート時点で上位クラスに入る権利を得ていれば… という悔いも少しはある。
無論、途中から入塾してきても難なく上位クラスへ移っていける子もいるのであるが、一般的な出来の子にとってはその子に適した入塾のタイミングというものがあるような気がしている。
入塾のタイミング。
中学1年の1学期、初めての定期テストである中間テスト。
国語だけが若干微妙な点数だったものの、他の科目は概ね良好な成績でクリアした。
まぁこの程度の成績が維持できるのであれば、しばらくは独学で… と思えたのは束の間。期末テストでは5科で50点ほど点数を落としてしまった。
ムスメの中学では、学年順位というものが出ない。辛うじて科目別の度数分布が提示されるだけで、この科目はだいたい○位前後か? という目星がつく程度。だから相対的にどれくらい順位を下げたのか、はたまた実はあまり変化がなかったのか(中1の1学期の中間テストは範囲が狭く、履修内容も基礎的なものが多いことから、高得点を取る子が多い)、よく分からなかったのだけど。
それでも平均して各教科10点ずつ点数が下がったのは紛れも無い事実。かつ副教科はさらに目を覆いたくなる結果。いま思えば勉強方法がわからなかったうえ、軽視していたこともあったのかもしれない。
「塾へ行ってる子たちは過去問を配られてて、それをやってる。それだけで随分不利だ!」
とムスメが主張するし、実際期末テストの結果は満足できるものではなかったため、とりあえず夏期講習を受講してみることにした。仲良しのおともだちも夏期講習の受講を考えていたという好都合もあり、一緒に現在お世話になっている塾の入塾テストを受けることになった。中1の夏休み前だったので、数国の2教科で受験。
先生からは『まぁ良くできています』とやんわり言われたが、ムスメが入ることになったクラスは下のクラスだった。
この塾、中1は成績順の3段階のレベル別クラス編成。成績順に並べ、上位からCクラス・Dクラス・Eクラス(仮称)に割り振られる。ムスメが通う校舎は規模的にあまり大きくなく人数もそれなりのため、Cクラスなるものの設定がなく、D・Eの2クラスしかなかったから、Eクラスに入ることになった。その程度の成績なのか… と尋ねてみたところ、新入生は全員Eクラスです、という回答。
さらに各クラス内の座席も成績順になっており、上位から順に後列から座るのだが、新入生は最前列。これは先生が目をかけやすいようにという配慮もあるが、新入生がどの程度の出来なのか観察するため、という理由もあることは後になってわかった。
夏期講習の終わりの個人懇談にて、このまま継続して本科生になるのであれば、次のクラス替えを待たずDクラスに上がってもらいます、という説明があったのだ。入塾テストの結果を踏まえてということもあるのだろうが、夏期講習の学習への取り組み姿勢をずっと見られていたらしい。
計算力が高いこと、ノートの取り方が適切なことを具体例として上げられたが、Dクラスが適当であることは見ているとわかるのです、ということだった。
そのときはひとまず順調と思われたのだが、のちにクラス分けについては再び悩まされることになるのだった…。
やってて良かった・・・
中学の数学。
どの学年も前半は代数分野が中心になっている。
1年生だと、正負の数や1次方程式。2年生だと、連立方程式。3年生だと、平方根の計算や2次方程式、といった具合に。
ムスメは元・公文生である。3歳半くらいから中1の1学期まで公文式の数学と国語、途中からは英語にもお世話になった。
公文式には中学課程の幾何分野はカリキュラムにないが、代数分野においては公文をやっていたおかげで圧倒的なアドバンテージがあると感じている。
現在、塾では平方根の計算に取り組んでいるけれど、周りの子たちが数問の演習問題を解く時間に宿題で持ち帰るはずの問題も終えてしまっている、という状態らしい。
しかしながら、本来公文式の教材は、高校課程に入ってから本領発揮できるようにカリキュラムが組まれているらしい。高校教材では代数も幾何も確率統計もすべての分野が取り込まれている。それ以前の教材はそこに至るまでの基礎であり極端にいえば助走の位置付けと言ってもいいのかもしれない。
本当はムスメには、受験勉強が必要になるギリギリ(例えば中2のいまの時期くらい)までは、学校の勉強は独学できっちりやって、公文の教材を極力先に進めるという理想を抱いていた。残念ながらそれが許されるだけの自律性と学力を持つに至らないと判断して、途中で方向転換を図ったのだが。
公文の国語と英語に関しては実感としてよく分かっていないのだが、数学に関してはもう数十年前の話にはなるが、わたし自身がそのやり方で上手くいっていた経験もあり、高校数学で実績をあげられる道を希望していたのだけど。
高校受験を取り巻く状況も当時とは随分変わっていることもあって、まったく同じ方法が必ずしも有効ではないということも、徐々に理解でき… 今に至る。
しかしながら公文の数学に対する圧倒的な信頼感もいまだ揺るがず、来年無事高校に入学したら、本格的に大学受験に取り組むようになるまでは、数学だけは公文に戻そうか、という思いもある。
近隣に公文式のカリスマ先生がいらっしゃることもあり、まさにわたしが理想としていたコースを経て今春満を持して公文から塾に移ってきたムスメの同級生(いずれも成績優秀)が数人いる。
わが子には与える勇気のなかった道だったが、その子たちがこの先どこまで伸びていくのか、他所様のお子さんながら楽しみでもある。
年間行事予定表と当面の課題。
中学校から来年度の年間行事予定表が早々に配られた。
例年こんな時期に配布されてたっけ? そういえばこの3学期に行われた、1・2年生の保護者対象の進路説明会の開催予定の案内が結構直前になり、当日、案内が遅れましたことを慎んで… 今後はこのようなことのないように…… などと校長が平謝りしてたから、クレームの一発や二発や三発 入ったのかも。
いずれにせよ、早く知らせてくれるのは助かる。3年生は親の出番が増えるのは明らかで、有職の身としては早め早めにスケジュール調整をしていかねば。学校行事だけじゃないからね。これに塾の予定、さらに高校の説明会やらオープンスクールやら。
予定表をスマホのカレンダーにプロットしておき、その後、ムスメの当面の学習予定を組んでみた。
お恥ずかしい限りであるが中3になろうとしているムスメに『計画』の二文字は存在しないに等しい。逆にわたしはその手のシゴトは得意分野なので、わたしがスケジュール化したものを本人とコミットする。
中学3年間の前半は親がリードし、徐々に手を離していくつもりだったのが、うまくいかないまま現在に至る。受験期に少しずつ自立していってくれればいいのだが。
さて当面、ターゲットとなるのは、6月の初旬に行われる第1回学力テストだろう。
受験校を決める判断材料になるのはもちろんのこと、内申点にもろ跳ねてきてしまう。定期テストに相当なウエイトをおいて評定を決める教科もあるが、定期テストと学力テストを同等に扱う教科もある。しかも定期テストと違い、付け焼き刃の試験勉強では対応できない。
ムスメの場合、英数国にはさほど不安要素はないが、理科は単元によって得手不得手があるし、なんといっても最大の問題は、社会。塾の公開テストでも、都道府県の統一テストでも、社会の成績が極端に悪いことは実証済み。学力テストまでに1・2年生で学習する地理・歴史のキホンだけでも復習しておかなければ。
3年生の1学期は、
・とにかく定期テストで全力を尽くすこと
(いわずもがな内申対策)
・学力テストまでに社会の復習をすること
・塾で与えられる課題をやり切ること
この3点を大まかな目標として掲げることにした。
具体的に取り組むことは、週単位で本人と確認を取り合いながら進めていくことに。
今週は途中から春期講習が始まるが、それまでの数日間が空白時間になっているので、塾の日曜のオプション授業でまとめて出された理科社会の課題を片付けるのに充てることにする。
合格者数速報、独占状態。
ムスメの通う進学塾の、公立高校合格者数速報が出た。
都道府県内トップ校の合格者の約72%がこの塾生
という状況である。昨年よりさらに伸ばした模様。そして他のトップクラス校においても半数超えの学校、多数。
凄いなーと思う反面、なんだか異常な状況とも感じる。住まいのある地域ではトップクラス校や上位校に進学するには選択肢としてココ以外にはあまり考えられないし、実際ムスメの中学の同級生の4分の1くらいがココに通塾しているのだ。塾のポリシーもあり学校の成績中位以上の生徒が殆どだから、学校の同級生の成績上半分に限定するとどれくらいの割合になるだろう…
中受で実績をあげている進学塾と、大学受験メインの予備校がタッグを組んで、公立トップクラス校受験にターゲットを絞った高受進学塾が今春オープンするらしいが、仮にそれが成功して合格実績があがるまでには数年かかるだろう。少なくともムスメと同じ新中3の子はこの時期になってそちらに転塾なんて、賭けだ。
今回の入試において、トップクラス校向けの入試問題で傾向がガラッと変わった科目があり、それももしやこの塾からの合格者があまりに多いことへの対策(?)なんじゃないか、なんてまことしやかに囁かれたくらいであるが… そんな噂もモノともせず、この結果。見事。
もちろんココに通ってるから安泰、なんてことはない。確かにカリキュラムやテキストは良くできていると思うが、それについていけて自分のものにすることができない限り、結果は伴わないのだから。
悲喜交々の合格発表。
今日は公立高校一般入試の合格発表日。
ムスメに聞いてみると、部活の先輩はまだ合否がわからない1人を除き、全員合格していたとのこと。ハードな運動部と両立し頑張った成果。ムスメたちの学年もそれに続けるよう精進してもらいたいものだ。
あと普段覗き見している受験ブログのブロガーさんのお子さんたち… こちらは悲喜交々だったよう。お名前も顔も存じ上げないけれど、いつしか勝手に肩入れして応援していたのだけどね。
しかしどちらの親御さんも冷静に合否を受け止めていらっしゃる。わたしはそうはいかないような予感がしているが。どちらの結果を想像してみても既にこみ上げるものが(苦笑)
遥か昔、わたしにも受験生だった時代があったわけで、そのときは
(あ、受かった。良かった♪)
くらいにしか思わなかったのに。わが子のこととなると何故こんなにも心動かされるのであろう。単に歳を重ねて涙脆いオバさんになっただけか??
ところで公立高校に関してはいまも貼り出し方式の合格発表が多いようだが、来年のためにとリサーチしていると、上位の学科と普通科の二段構えになっている学校(回し合格ありのため、上位学科を第一志望・普通科を第二志望とする受験生が多い)の場合、
1)合格者の受験番号がすべて羅列されていてその横に合格した学科の名称が付記されているパターン
2)上位学科は上位学科だけ、普通科は普通科だけの合格者の受験番号が羅列され、すなわち学科毎のふたつの用紙を貼り出すパターン
と、二通りあるようだ。ちなみに2)の方が多いように思える……
どっちから見ればいいのか。
いま、真剣に悩んでいる。
普通科から見て、番号がなかったときの焦燥感たるや。
上位学科から見て、番号がなかったときの崖っぷち振りたるや。
どちらにしても心臓に悪すぎる。
ちなみにまだ中2で受験もしていなければ、
受験校も決まっていなければ、すなわち複数学科を有する公立高校を受験するかどうかもわからないわけだが。
まったく不毛。
とりあえず他に考えるべきことがありそうな。
第1回 公開テスト。
塾の公開テスト。
いわゆる模試の位置付けで、塾でのクラス分けや席次に影響するテストで、偏差値や志望校判定が出て、公開というくらいだから塾生以外も受験できる というもの。
先週日曜に新中3としての第1回の公開テストが行われ、その結果が今日返却された。とはいえ一週間ほど前に速報は聞いていたのだけど。
公開テスト当日、全然できなかったと言い放ち、自己採点もしようとしないムスメの傍らでわたしが採点したところ…
ひ、酷い。
素点ベースで、前回(中2の最後の回)より40点ほど下がっていたという。
(5教科/500点満点)
前年の公開テストの資料やら、前回のやら参照したところ、おそらく偏差値にして4〜5は下がっているかも…
中1の第4回(夏休み明け)から受けているこのテスト。もちろん多少のジグザグはあったが、基本右肩上がりに偏差値は上昇してきていた。1年半かけて8〜9くらい上げてきたのだが、それが脆くも崩れる結果が予想され、気が遠くなった。はーーー。
ところが、だ。
先週末あたりに速報が知らされた日、塾に迎えに行った車に乗り込んできたムスメ、5科の偏差値は前回とほぼ変わらなかったー と若干ウカれているではないか。
「そんなはずないっ。なにかの間違いじゃあ??」
何度も聞いた。
ムスメを信用していないわけではないけど。塾長のPCのデータが信用できないだけで(苦笑)
『ほんとだもーん。嘘だと思ったら塾に電話して聞いてみればいいよ。3科(英数国)だとトップ校レベルって言われたしー。社会が終わってるから、これで足引っ張られてるじゃないか!って怒られたけどぉーー』
「・・・」
『ほらぁ、みんな悪かったってことでしょ!』
結果的には、そういうことだったらしい。全体的に悪かったというか、テストの難易度が高かったというか。
今日改めて正式に提示された結果を見ていると、5科の偏差値は前回比マイナス0.1ポイント。ほぼ横這い。
そして、問題の社会。
ズバ抜けて… 悪い。酷い。。
実は、学校で受けた都道府県の統一テストでも、社会だけが著しく悪かったのだ。定期テストは詰め込み学習でどうにか乗り切っているものの、綺麗さっぱり忘れ去っている模様。
これ、なんとかしないと、、模試はあくまでも目安だけど、中3になると年4回行われる学校での学力テストは、内申点にも跳ねるわけだし。その初回がはや2ヶ月半後に迫ってきているよ?? 2ヶ月半で地理と歴史全範囲、なんとかなる? もはやどの単元がニガテというレベルの話ではなく、すべてにおいて復習が必要と思われるのだけど。
2ヶ月半といっても、その間には1学期の中間テストもあるわけで。もちろん疎かになんてできないわけで。
早急に対策が必要な事項だ。。