進学先と通学手段。
ムスメの自転車がとうとう乗れなくなった。
パンクしているわけではなさそうだが、空気を入れてもすぐ減ってしまう。素人目にはタイヤの寿命という感じ。タイヤ交換するとそれなりかかるんだろうし、なにしろこの自転車、8年モノ。ムスメの小学校入学時、ちょうどひとりでコマなし自転車に乗り始めた頃、併走するため&学校行事に参加する際に自転車があった方が便利なため、親用に購入したものだった。さすがにもう暇を出しても良いか…
通常のシティサイクルへの買い替えならもっと気軽だったのだが、ムスメが要求してきたのは電動自転車。
確かに部活の試合で多少遠方の会場まで自転車で行く機会もあり、そもそも自宅周辺は丘陵地で坂が多いのだが。けれど日常生活はシティサイクルでやりくりできないわけでもない。実際いままでそうしてきたのだし。
小学生の弟の自転車を共有させながら、わたしはしばらく思案していた。
うーーん。
ここまで耐えたのだから、あと一年だけ持ち堪えてくれたら良かったのに。
というのも、進学する高校によってはいよいよ電動自転車が活躍することになる。現時点でムスメが志望校としている公立高校がまさにそのパターン。公共交通機関を使うより自転車通学の方が効率的なのだ。
が、併願校として想定される私立高校をいくつか思い浮かべてみても、偏差値的にその上下にあたる公立高校を思い浮かべてみても、おそらく自転車通学となる高校は、ない。電動であっても毎日自転車通学するには遠すぎる。
これはもしかしたらその志望校と縁があるのかも、と無理矢理こじつけ、結局電動自転車を購入した。そうとでも思わないとおいそれと買えるようなカワイイお値段でもないので。
さてさて、ハハの想定通りその学校と縁があるのか。せいぜい頑張ってと願う限り。
もちろん良い方向に想定が外れる分には、一向に構わないのだが。