ムスメとハハの365日ニッキ

2018年 高校受験を迎えるムスメとそのハハのニッキ。

暗記大会。

今月末、2日間に渡って行われる、地元の夏祭り。
どうしてもそれには行きたい、というムスメに、1日は塾の授業が入っているし、今回の公開テストの状況を見ている限り、簡単に1日くらいなら休んで行って来ても良いとは言い難い旨を伝えていた。

が、塾から帰ってきたムスメは、両日とも行けそうにない、と、文句タラタラながらも半ば諦めた様子だ。
というのも、どうやらその日に塾の『暗記大会』なるものが行われるのだそうだ。既にそのためのテキストが配布されていた。

中身を見てみると、一問一答形式の “絶対にこれだけは覚えよう” というコンセプトの理科・社会の問題集だ。設問は理科が約700、社会が約300で、合計約1,000問。

…これを今月末までに覚えろというのか。
塾の本気さ加減に一瞬目眩がしそうになる。


公開テストの出来に愕然としながら、一体夏休みはなにをどれくらい勉強すれば良いのか、ネットを検索しながら悶々と考えていた。
勉強なんて時間だけでない、濃度や密度が大切だというものの、やはり中3の受験生の夏休みの勉強時間の相場は1日8〜10時間は必要だというところか。
それくらい勉強すればこれくらい覚えられるでしょ、ということだろうか。そして夏休みを待たずこの時期にテキストが配布されるということは、もう受験生の夏は始まっているのだと言わんばかりか。

もはやぼんやりと不出来を嘆いている時間はなさそうだ。


といいつつも、今日は部活の公式戦。上位大会に進出できる可能性のある大会としては最後の大会になる。そんな可能性は限りなくないに等しいだろうが。

それでもこどもたちは、ここを目指して努力してきた。
一戦でも勝たせてやりたい。心からそう思う。
けれど勝ったら、来週の入試イベントはまた欠席だ。あまりに複雑。


大会前の練習があまりに長引き、痺れを切らして学校まで迎えに行くと、同じように迎えに来て待機している同級生のお母さんがいた。

複雑な心境を共有し、ひとしきり話したあと、こう言われた。

『(ムスメ)ちゃんには、こんなハードな部活をやっていてもやればできる、両立できるんだと立証してほしい。必ず上位校に合格して!』

当初の部員数から半減し、ギリギリの状態でここまでやり抜いてきた子たちだ。あと1ヶ月悔いのない部活動生活を過ごしてほしいし、その力をうまく受験勉強にスイッチし、これまでのように互いに切磋琢磨してどの子にも希望の路に進んでもらいたいという思いは、もちろんハハも同じだ。



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