ムスメとハハの365日ニッキ

2018年 高校受験を迎えるムスメとそのハハのニッキ。

私立高校説明会(Q高校:仮称)

私立 Q高校(仮称)の説明会に参加してきた。

率直な感想として、とても良かった。
併願校として、第3候補くらいに考えていたのだが、第1候補になる可能性があるくらい印象が変わった。

また、私立高校を見るポイントも、朧げながらわかってきた気がした。


建学の精神は?

公立高校と違う点、私立高校には建学の精神や創始者の精神というものが存在する。
これが教育の基本となっており、これを知ることですべてがわかるわけではないものの、その学校の教育指針の基盤がわかる。意外と大切なものだ。


教育カリキュラム

例えば、海外留学の機会を設けている、大学との連携プログラムがある、検定合格のためのサポートがある、大学受験に向けての補習に力を入れている、など。
公立高校でも同じことが言えるかもしれないが、私立はより特色的。


内部生と外部生

これは地域性があるかもしれない。こちらでは中学校を併設した学校が多いため、その場合は中学以前から在籍している内部生と、高校から入学した外部生との扱いや層の違い、関係性を確認しておくことは必要かもしれない。

中には、華々しい大学合格実績の大半を占めるのは内部生、という学校もあるらしい。

Q高校は、内部生と外部生は授業の進度が違うため、それだけの理由で別コースにしている。
そして、大学合格実績におけるそれぞれのコースの状況を包み隠さず提示していた。その実態もさることながら、受験生や保護者が知りたい本当のところを公開している、という姿勢に非常に好感を持てた。
ちなみに、内部生と外部生の合格実績には大きな開きはなく、志向の違いによって外部生の方がより国公立合格者が多い、ということだった。


文武別道 か 文武両道 か

どちらかというと最近は校内に複数コースを設置して、学業専念のコース、部活に注力するコースなど、すみ分けをしているところが多いかもしれない。

ムスメは中学時代、部活を柱にして学校生活を過ごしてきた子なので、文武別道の学校は厳しいかもしれない、と考えていた。
Q高校は部活加入率が7割、学業と部活動と行事の三兎を追う、と明確に言っている。


塾や予備校の必要性は?

通塾者は全体の3〜4割います、と明言したあとで、学校としての進学へ向けての取り組みについて触れられた。
長期休暇中や3年生の補習カリキュラム、授業時間外に自習できる環境 など。また先生方の個別のサポート体制。
いわゆる 面倒見の良い学校 という印象で、本人の気持ちと取り組み次第で、塾や予備校なしで受験体制を作れるベースがあるように感じた。


入学者の実態

内部生と外部生の割合だけでなく、外部生の専願合格者と併願合格者の内訳。また併願合格者へのアンケートによる併願校の名称と人数まで出してくださっていて、驚いた。

結果、ムスメが受験することを想定している公立高校を志願していた生徒がかなり多く入学していることがわかり、もし仮に公立が残念な結果でこちらにお世話になることがあっても、これならモチベーションを維持したまま学校生活が送れるのではないかという安心感を持てた。


その他、学校行事への取り組み、校風など。
それらを卒業生へのざっくばらんなインタビュー、生の声を含めて聞くことができた。その場でも教員の方々と生徒の関係性を垣間見ることができ、繰り返しにはなるが知りたい本音の部分を聞けたことは収穫だったと思う。


やはり、実際に話を聞いてみないとわからないものだ。気になる学校の説明会には積極的に足を運ぼうと改めて思った。

またこの学校のオープンスクールの機会には、今度はムスメ本人と一緒に訪れたいと強く思った。


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