ムスメとハハの365日ニッキ

2018年 高校受験を迎えるムスメとそのハハのニッキ。

第1回 進路説明会。

ムスメの中学で今年度初回の進路説明会が行われた。

一般的な入試制度の話が大半で、これといって特筆すべきことはなかったが、多くの保護者の最大の関心ごとは、昨年を中心とする近年のこの中学からの進学先の状況についてだっただろう。

以前、別の機会にも概況は聞いていたが、大半の生徒が高等学校へ進学。工専・専修学校などもいるにはいるが、数える程度だ。
高等学校進学者のうち、公立高校進学者が約53%、私立高校進学者が約47%。ハハの時代と比較すると、公立志向の強い地域にしては私立高校進学者が増えているなという印象だが、実際公立高校は統廃合を進め募集人員を減らしているのだそうだ。その代替として私立高校進学者への助成を充実させている。


ここまでは良いとして、問題は私立高校進学者のうち専願合格者と併願合格者(すなわち公立高校を不合格になり私立高校に進学している)が半々に近い数字になっているという点だ。

この傾向は昨年だけでなく、ここ何年か続いているのだそうで、進路指導担当の先生いわく、確実に合格できる公立高校を選ぶより、自身の希望を貫く生徒が多いため、ということだった。
ところが、学校としての進路指導は適正に行われているのか? と詰め寄る保護者もおり… 学校側はこの点について必ずしも悪い傾向ではないと捉えているものの、苦慮はしているのだろうと想像した。


この背景にはいろんな事情が絡んでいるのだと思う。あくまでも個人的な考えではあるが、

・進学先が私立高校になっても対応できる家庭が多いこと(経済的な観点で)
・本人や親の志向の問題
・評定の厳しさ、いわゆる偏差値と評定が一般的な例と比べて合致していない生徒がいる

パッと思いついたのはこのくらいだが、経済的云々というのは地域性により傾向が変わる要因で、それは中学側とは関係がない。

志向について… 昨年の最も顕著な例は、公立トップクラス校のC高校(仮称)の 14人受験/合格者5人 だという。ちなみにこの高校の倍率は1.4倍程度だ。
ここで “公立トップクラス校” としているのは、都道府県内で特に指定された進学特色校を指しており、他と明らかに違う線引きがされている。この中学の生徒が現実的に進学する高校として、主たるところでは3校が “公立トップクラス校” に該当するが、まさに都道府県下トップのA高校、トップクラス校の中でも特に難易度の高いB高校に比べると、このC高校はその中では難易度が多少下がる。
教育熱心で上昇志向の強い家庭が多いこの地域において、『なんとかC高校に!』と考えたパターンが多かったのではなかろうか。実際存じ上げているなかでもC高校をチャレンジ受験したお子さんがいた(私立高校へ進学することになったが)。

ちなみにハハも『なんとかC高校に!』の部類かもしれない。ムスメ本人もC高校に入れたら良いかな?と考えているところはありそうだ。
偏差値的に次善校にあたるD高校だと… 本人がどのような高校生活を送りたいか?という点は配慮すべきではあるものの、進学実績を見ていると併願私立高で良いのではないかという気になってくる。

昨年度のC高校の入試結果がとても厳しいものだったということは、担任の先生からも伺っていたが、それにしてもここまでとは…
今年度は評定基準も変わるし、ムスメの3年生の内申点とこの先の学力の伸びには期待したいところだが、いきなり気の重い話を聞かされることになった進路説明会だった。


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