ムスメとハハの365日ニッキ

2018年 高校受験を迎えるムスメとそのハハのニッキ。

受験だ勉強だという以前に。

ムスメが修学旅行から帰ってきた。
想像していたより楽しかったようで、旅を満喫してきたようでなによりだ。

楽しかった思い出をいくつか話してくれたあと、ポロっとひとことこぼした。

常識のない同級生がいて、呆れた、と。


学校から旅の途中で何度か送られてきたメールによると、飛行機の離発着時に大歓声と拍手が起きて盛り上がったということだった。

(ところで、イマドキ公立中学でも飛行機で修学旅行に行く時代… 初めて知った時は本当に驚いたものだった)

微笑ましいエピソードとして綴られていたように感じたが、ムスメいわく、盛り上がりすぎてギャーギャー叫ぶ者もいて、一部の生徒たちは顔をしかめてその様子をみていたのだそうだ。
飛行機での修学旅行とはいえ、チャーター便ではない。一般のお客さんも乗っているのだ。
一緒に乗った人たちにはさぞかし迷惑だっただろう、と。

その後も、シートベルト着用サインが消えるや否や、座席を離れて通路を走り回る子。

「もしかしたら、初めて飛行機に乗った子で、マナーを知らなかったのかも?」
やんわり言ってみたが、ムスメのイライラは収まらない。
『乗ったことなくても、そんなの常識でしょ?』

はたまた、訪れた地方の地元の人たちと触れ合う機会があり、そこで用意された食事が口に合わないと大量に残す子も…
歓迎のしるしであろう。正直こんなに食べられないというほどの食事を用意してくださっていたようなのだが、内心苦しくなりながらもムスメたちはがんばって平らげたのだそうだ。

修学旅行なんて面倒くさい、と、当日欠席した生徒もいた。来られなかった生徒がいたと知り、残念だったね、来たかっただろうね、と、その子の分までお土産を包んでくれる地元の方の姿を見て、心苦しくてたまらなかったそうだ。

せっかくの楽しい旅行に、仲間が水を差すという、少し残念な出来事もあったということだ。


他人様に自慢できるような十分な躾はできていないと思う。気ままに育っているムスメが、用意していただいた食事を残したりしていないだろうかなどと気を揉んだりもしていた。
そして、本人が気が付いていないところで、同じように同級生を不快にする場面がなかったとも言い切れない。

けれど、少なくとも自分なりに機内でのマナーを守り、もてなしてくださる方々への気遣いをしていたのだと思うと、それなりに常識を身につけ成長しているのかと、感慨深い。


多くの生徒がスマホを隠し持って行っているなか、ムスメの部活の子たちは、引退前の大切な時期に誰かひとりのルール違反が部員に迷惑をかけることがあってはいけないと、持参した子はいなかったようだ。
ルールを守るのは当たり前の話だが、良い意味での集団意識を部活を通じて学んでいるのだと思った。

部のルールが厳しいのは良いが、それ以上に練習も厳しく、そこまでハードな部に入らなくても… と思ったこともあったが、中学生が学ぶべきことは勉強だけではない。それ以上に大切なものを大いに身に付けなければならない時期なのだと、この修学旅行を通じて改めて考えさせられた。


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