部活 地区大会。
多くの運動部では春の公式戦シーズンであろう。
ムスメの部もそうで、その公式戦も残すところ、あと4大会。それが終われば部活引退となる。
新チームとなって初めて挑んだ市内リーグでは、総当たり戦で一勝もできなかったチーム。この先どうなることかと思ったが、前回・今回と同等レベルの相手とはそれなりの戦いができるようになってきた。ハハはたまの試合でしか見る機会がないので、見るたびに上達しているのは手に取るようにわかる。
昨日も1回戦は似たようなレベルの学校と対戦し、僅差まで迫られる場面もあったものの、最後は差をつけて快勝。ところが続く2回戦、シード校を下して勝ち上がってきた学校にはまったく歯が立たなかった。
レギュラーのメンバーはそれなりに身体能力は高いように思うのだが、スポーツなんてそれだけがモノを言うわけではない。ここからさらに一歩上へ行くには? 強い学校との違いはどういうところにあるのか??
あと3ヶ月、3大会。どれだけの成果を残せるだろうか。
率直なところ、ここまでハードな部活をやるのはどうかという気持ちはあった。もう少しほどほどのところを選んでおけば良いのでは? と。
かといって、例えば部活をしない選択をしたからといって、その分のエネルギーを勉強に注いだとも思えない。ムスメの勉強振りが十分とも言い難いが、ここにきて、それなりに両立できてきたとは思う。
そしてこの部活をしなければ経験できなかったこと、得られなかったことも多くあるだろう。
この先引退までのあいだ、毎月やってくる公式戦。この部としてやるのは泣いても笑っても残り僅かしかないという焦り。暑さが増して奪われる体力。受験色が強くなってくる学校生活。
ここまで苦しい思いをしてやってきた子たちだから、きっとそれも乗り切ってくれることと信じている。どうか悔いのないようやりきってほしい。