ムスメとハハの365日ニッキ

2018年 高校受験を迎えるムスメとそのハハのニッキ。

いざ、出陣。

ムスメの塾で “いざ、出陣” 的な中3生向けのイベントが開催された。

部活のあと、面倒臭いなぁ… という様子で出掛けて行ったのだが、帰宅するや否やイベントの内容を聞きもしないのにペラペラ話し始めたことをみると、それなりに刺激を受けて帰ってきたようだ。

 

塾側からは、

・内申点は3年の評定のウエイトが高いので、定期考査対策を大切に

とか

・1学期は中3のカリキュラムをしっかりおさえていくことと、苦手教科や各教科苦手単元の基礎固めを

などといった、割とありきたりの話がされたとともに、先輩方の合格事例についても語られた模様。例えば中3のこの時期、模試の偏差値が○○だったが、△△や□□の取り組みをして●●まで偏差値が上昇し、××高校に合格、など。

 

そのなかでも最も刺激を受けたのは、その事例の中のひとりの先輩から生の声を聞けたことだったようだ。

中2途中までこの塾に在籍し、中2では上位クラスに入り別校舎へ転籍するも、ハードな部活との両立ができなくなりいったん退塾。中3になってから再入塾するも上位クラスにはもう入ることができず、この校舎で地道に受験勉強を開始。部活を10月まで続けそのあと猛然と追い上げ、遂には公立トップ校に合格した、という先輩。

部活との兼ね合いで受験勉強の開始が遅れ、11月の模試では志望校合格ラインまで80点/900点満点 足りない、E判定。その後もほぼE判定以外みることはなかったというのだが。

それでも、塾から与えられた課題をすべて、わかるまで何度もやり、わかるまで何回でも質問にきて、入試を迎える頃には完璧に仕上げていったことが合格に繋がったそう。

 

秋からの半年弱、どれほどの勉強をしたのか想像を絶するし、素晴らしい集中力をもったお子さんだと思う。

また、入試に精通しそのために必要なカリキュラムを提供する塾から与えられた課題をとことんやり抜く、というやり方にも激しく同意する。

 

ただ、ムスメの話をひととおり聞いたあとで、ハハは言った。

秋からの追い上げでそこまでの成績急上昇を望めるのは稀な例で、秋からでもなんとかなる、とは思わないこと。

秋からは大抵の中3生は勉強するのだ。誰もが右肩上がりの状況のなか、さらなる傾斜で成績を上げていくというのは並大抵ではない。だとすれば、それ以前にベースを固め積み上げている者が有利になるのは言うまでもないのだ。

 

しかしながら、その先輩の『コツコツ積み重ねるしかない』という言葉は効いた模様。

普段、部活→塾から帰ると、渋々勉強しようにも疲れからか不機嫌になることが多いのだが、この日は文句も言わず粛々とやるべきことをやっていた。

 

さて、この好影響はいつまで続くか。

 

そして計ったかのようにこのタイミングで返却された公立判定模試の結果。

中2の終わりで受けたときより落としており、現時点での志望校の上位学科E判定普通科B判定。前回は確かそれぞれB・A判定だったか… この塾の模試は判定の幅が狭いし(数点差で判定が変わる)その結果に一喜一憂する必要はなかろうが、“このままでも普通科なら大丈夫だろう” と思って油断しないことが肝要。周りも勉強し始めるのはこれからなのだ。

 

やはり問題は社会。正答率3割。知識量が問われる教科なので点数が取れるようにするには着実に努力するしかない。

そして数学。この地域の上位校の公立入試で採用される問題は、私立難関校のそれより難易度が高いと囁かれるクセモノ。そのレベルには到底到達しないことが露呈された。

 

これを機に出陣するのだろうか… ムスメは。