いよいよ新学期。
昨日は始業式だった。
さすがに気になり、職場からこどもたちに連絡を取った。
小6になった弟。
ハハ「どんな先生?」
ムスコ『女の先生で、6年生は6回目なんだって!』
「ということは、どちらかというと、オバさん?」
『うーん、わからない』
「ママより年上か、若いか、だったら?」
『うーん、、わからない』
小学生男子には年齢の判別は困難な模様。
オバさん、というのは失礼な表現だけど、彼にはそれが解りやすいかと思ったのだが…。
「クラスのおともだちは?」
『うーん、まぁ仲の良いヤツもいる』
「クラスは楽しそう?」
『フツー。あらゆる点でフツー。』
…無気力気味に答えてくれた。
肝心な受験生、ムスメ。
同じ部活の仲の良いともだちふたりと同じクラスになり、昨年も同じクラスだった女子が5人もいる。一方男子はゼロ。
担任は、昨年に引き続き、同じ女の先生。ハハ的には当たりだ!
『もー、ウザいの。自己紹介がどうのこうのとか、無駄に熱いんだもん。別に喋ることなんてないよ!』
冷めた中学生にはやや苦痛な模様。
確かに熱い、というかあらゆることに熱心。かといって押し付けがましくもなく、親身になって生徒の話を聞いてくださるので生徒からの信頼も厚い。ムスメだって部活での困り事を聞いてもらっていたじゃないか。
とにかく担任がこの先生と聞いて、ひと安心だ。
もと同じクラスや、同じ部活のメンバーがかたまっている件については、それは意図的にそうされているのだそうだ。
2年の終わりの生徒相談(担任と生徒との個人面談)のときに、次年度のクラスの希望をヒアリングされている。そして極力希望に沿うカタチにするという。保護者向けの学年懇談会でも『なるべく楽しく過ごせるクラス構成を考えています』と学校側がはっきりおっしゃった。
ハハの時代では考えられないようなことで、そこまで生徒に譲らなくてはならないのか? と疑問に思ったが、ムスメいわく『学校に来れない子とかも多いから。そういうのに配慮してるんじゃない?』と。そういう時代なのか。
実際フタを開けてみると、仲良しのおともだちと一緒だっただけでなく、昨年のクラスでムスメがお世話係に任命されていた、ヤンチャというかワルい子というか… も、今年もきっちりくっつけられていた。学校側はムスメとこの子が小学生のときに仲良くしていたことを把握しており、(親が言うのもナンだが)しっかり者のムスメにお世話係を任せたということらしい。
その件については昨年担任から説明と御礼の言葉を聞いている。授業を抜け出そうとする、その腕を鷲掴みにして席に座らせ、時には勉強を教え、授業に来なかった日はノートまで取ったという。負荷がかかっていないとはいえないことは理解しているが、公立校にはいろんな生徒がおり、教職員だけでは対応しきれず、生徒に協力を仰ぐこともあって、それで成立しているのです、ということだった。ムスメの学業に支障が出るほどのこもはなかったので、ムスメにとっても勉強になることもあると思い、納得の上で引き受けさせていたのだった。
『進路、どうするんだろう。高校行けるのかな…』とその子を思い口にすることもあり、今年も自分に出来ることは引き受けようと考えているのではなかろうか。
なにはともあれ、中学3年という大切な一年のスタートである。
大忙しの一日。
ムスメは朝から部活の練習に出掛けて行った。
そもそも明日は入学式でその準備のため学校は使えないのに、近隣の私立中を借りてまで練習するという。顧問の先生が部活動の顧問で構成される協会に入っておられることでお付き合いが広く、そういったご厚意を受けられるそうだが。
コンナトキクライヤスミデモヨクナイ?
しかも、だ。
今日は午後は塾の公立判定模試があるため、練習に参加したところで早退しなければならない。
ヤスメバイインジャナイ?
夕方に模試が終わると、その1時間半後から別の大規模校舎に移動して、日曜選抜コースの授業。すべて終わるのが22時前。
塾も塾だ。
日曜のたびに模試だの、選抜コースの授業だのと、校舎を開けなければならないのは大変かもしれないが、受験・受講する側の立場にもなって欲しい。今後も模試や公開テストの日と日曜選抜コースの日はほぼほぼ重なっているのだ。
こんな日、“毎日少しずつ” の社会の勉強を命じるかどうか、迷うハハ。心を鬼にすべきか…
さてさて、なにはともあれ昼前に部活から帰宅する前に買物を済ませた食事の支度をしなくては。こちらも連動して大忙しなのである。
私立併願校。
塾で、昨年度の3年生の合格実績が個人名入りで貼り出されたらしい。
ムスメいわく
「私立はO高校だらけ」
O高校… 実質的に学力別で3コース設置しており、最上位のコースだと公立トップクラス校の併願校として、3番目のコース専願だと中の上くらいの成績の子が受験するような地元の私立校。
やはり私立は近隣の学校を受けるよう誘導されるのか?
多くの都道府県でそうなのかもしれないが、このあたりも昔から私立校に関しては “事前相談” なるものが存在する。中学校から内申や学力テストの結果をもって事前に高校にお伺いをたてるというもの。もちろんその場で内定を出すわけではないのだが、ほぼその事前相談で合否は決まっているという。ムスメの中学校でも、事前相談が存在するとはっきり進路説明会で公言されている。
原則として全生徒の受験校に事前相談に行くのだから、なるべく受験校を集約したいという事情もあるのか。手間暇の話もあるだろうし、中学校と高校の繋がりという点でも好都合なのだろう。同じ中学からほとんど受験者がいないような高校に事前相談に行く場合、高校側にしてもその中学からの実績値が乏しいためジャッジが難しいということもあるのかも。
うちもこのO高校を併願校にする可能性は濃厚か…。
しかしながら、みんなが受けるから、中学校にとって好都合だから誘導されて、ではなく、どんな高校生活が送れるのか、本人の志向に合っているのか、また進路実績や進路指導について良く知ったうえで受験校を決定したいもの。
そのためには、やはり学校説明会や進学フェアなどに何度も足を運ばなくては。
地理… ツライ。
4月に入ってから、毎日少しずつで良いからプラスアルファの勉強をしようと取り組んでおり、とにかく社会の基礎固めは急務ということで…
…なのだが、ほとほと疲れる。
今日もさっきまで小一時間ほどかけて世界地理のキホンを一緒に確認していたのだが、大陸の位置関係はわからない、大きな海や川や山脈もわからない、国の配置も……
こんな調子だから単純にテキストを読み進めてもダメで、地図帳で確認しながらの作業。時間がかかる。
これでも中1・中2で学校で習ってきたわけで、定期テストのときはどうにか詰め込んで、、そしてすぐさま忘れていたのだろう。
根本的に興味がなさ過ぎ。忘れてしまう原因もそこにあるのだと思う。
そう考えてお手洗いの壁に世界地図を貼ってみたのだが、おそらく見ているのはわたしだけ。
ちなみに他の4科と社会、塾のテストの偏差値にして15〜20ほど開きがある。。
やることは決めてあるのだから、昼間に勉強しておいてくれたら良いのに。春休みなんだから。
今日は部活はOFFだったが、本人曰く
「一日中塾の宿題してた、大量だったから!」
だそうだが、ムスメの一日とは午後から始まっているらしい。
いくら夜更かししていたとはいえ、よくもまぁそれだけ寝られるものだ。ハハくらいの年齢になるとそこまで寝続ける体力すらない。
入試説明会。
そろそろ今春の入試結果が掲載される頃かと、気になる私立高校のサイトを覗いてみたところ、それより先に来春入試に向けての入試説明会の案内が掲載されていた。
第1回が7月開催。
第2回が11月開催。
11月だと、そろそろ私立の受験校を決定しようという時期だ。やはり7月の時点で一度話を聞いておきたいと思う。
だとすれば、たった3ヶ月しかないということか!
よく考えてみると、公立は6月あたりから第1回の学校説明会を開催するところが出てくるので、もう2〜3ヶ月後にはそんな動きをしなければならない時期ということ。にわかに焦る。
昨今、この地域での公立入試では倍率1.5倍なんてのもザラ。となると私立の受験校選択を軽視するわけにはいかなくなる。
いまの段階で、ぼんやりと頭に浮かぶ私立高校は6校ほど。うち可能性濃厚だと思うのが2校。うち何校の説明会に出席することになるかわからないが… もちろん公立の説明会にも行くわけだし……
既にいまから目が回りそうだ。
春期講習 終了。
今日をもって、春期講習 終了。
英・数 各6コマ、国・理・社 各2コマ、復習中心のカリキュラムだったが、とにかく数学が計算問題メインで簡単すぎて、勿体無い感が拭い去れず。授業中、演習問題を解く時間で宿題を終え、それでも時間が余って英語の宿題までやっていたという。
個人的には忘れてしまっていることの多い理科や社会にもっとコマ数を割いて欲しかったのだが、個別指導でもないのでそれは仕方ない。
一般クラスの季節講習は、復習中心のカリキュラムになっている。但し夏期講習は期間が長いので、前半が復習、後半は予習だ。
噂の範疇を超えないが、季節講習からの方が入塾しやすいという話も聞く。復習から入る前提だから、入塾テストの合格基準が若干低く設定されているとか?
一方、上位クラスは季節講習中も通年プログラムを粛々と進めている。復習の機会はない。そして中3のカリキュラムは早い時期に完了し、その後はひたすら入試演習に取り組むという。
一般クラスでも季節講習以外は学校よりは早い進度ですすんでおり、数学では退屈しているムスメも他の教科では冷や汗をかいていることもある。特に理科の化学分野のイオンのところがまったくついていけていないと… このパターンに陥ってもいずれ学校が追いついてきたときに克服するのだが、中3になるともうそんなことも言っていられない。塾でわからないところは塾で解決しないと。
明日は一日だけ塾は休みで、明後日からは早速通常カリキュラムに戻る。週末は模試。待った無しだ。
最大の関心事、クラス替えと担任。
春休みといえど毎日部活に行っていると、4月に入ってから部活に姿を現さなくなった先生がいることに気付いたり、当該の部の生徒には転任の旨が既に告げられていたりで、こどもたちは落ち着かない様子だ。
親としても受験期を迎えるにあたり、担任に求めるところはこれまで以上に大きい。
中には進路指導にあまり熱心でなく『塾の先生はどう言っていますか?』なんて聞いてくる先生もいるとか? それは困るし、かといってあまりに自分の考えを押し付けてくる先生でも困る。2年の担任の先生に恵まれたので、願わくは3年で受け持っていただきたかった…
また、評価の面でちょっと困った先生もいらしたのだが、その先生は他校に転任になるらしいと聞き、少しホッとしている。
女子100名のうち評定5を2名にしか付けなかった体育の先生だ。しかも生徒たちがそれはあまりに厳しいと抗議すると『コンピューターに計算させたらこうなった』などとのうのうと答えたというから…… 次の学校でのご活躍を祈りたい。
一方、クラス替えについても気にはしているが、まぁなんとかなるでしょ、という雰囲気もある。なにぶんイマドキ生徒の希望をある程度考慮してくれるというのだから。かつ学級数もさほど多くないため(こどもが多かった親世代からすると半数以下だ!)誰かしら親しい仲の子はいるだろうという安心感もあるのかも。
学生時代特有の、この季節のワクワク感。
すっかりそういったフレッシュな気持ちから遠ざかったはずのハハも、こどもたちに勝手にのっかって勝手にちょっとだけワクワクしている。